淋しい人々

暗転されたスタジオ。

どこから仕入れてきたのか、

トラディショナルな太い太い和蝋燭の炎が不規則にゆらめく。

心なしか、いや、はっきりとスタジオ内の温度はいつもより低い。

怖い。

怖すぎる。

本番前から雰囲気作りは完璧。

あとは・・・写るはずのない何かが写ってしまった写真にご登場願うだけ・・・。

昨日8月20日(火)のUHB「さあ!トークだよ」のテーマは

「お盆に偶然撮れたビックリ写真大集合!」

お電話のテーマは「ほんとにあったお盆の不思議な出来事」でした。

ビックリ写真ですから、面白いハプニング系もありなのですが、

やはりと言いましょうか、

いわゆる心霊系の写真が圧倒的多数寄せられました。

そうした写真は真言宗宝寿山吉祥院の山田祐源住職が

スタジオで生鑑定をして下さいました。

芝生の上や、団欒の居間の消えているテレビ画面や、

お盆の海で遊ぶ子供の脇などに、

「写るはずのないもの」が写っている写真などなど。

鑑定された山田住職によると

ご先祖さまが心配して何かを伝えようとしている場合と

そうではなく、淋しい霊たちが何かを訴えている場合の二通りがあるそうです。

特に後者の場合は丁寧なお祓いをした方がよろしいとのこと。

しかし、ここで問題が。

大抵の写真は携帯やデジタルカメラで撮られています。

この場合のお祓いはどうしたら・・・?

「携帯ごとお祓いして下さい。そののちにデリート、削除をすればよろしいかと」

お答えはデジタル時代に即応されたものでありました。

フィルムカメラの時代はネガも。

デジタル時代はデータごと、きちんとお祓いを、ということですね。

納得納得。

さまざまな写真を鑑定される住職のお話には

淋しい人々への深い哀悼の心を感じました。

亡くなってもなお、

私は、僕は、ここにいるよ。ここで生きていたんだよ。

そう、誰かに知ってほしくて、どこにも行けずにいる人々へ寄せる思い。

深い知識と経験と冷静さを保ちながらも温く接する様子は

信頼すべきカウンセラーに通じるプロフェッショナルのそれでありました。

お盆過ぎから、大雨に雷、不安定なお天気が続き、

その雨もようやくあがった今朝の空。

雲の形も真夏とは違ってきました。

青空もずいぶんと高くなり奥行きを感じます。

思いを残した淋しい人々も

どうか小さくなった夏の雲に乗り遅れませんように。

夏の最終列車がホームを静かに出発していくような今朝の空。

なぜだか

空に向かって

小さく手を振った。

(写真は)

スコールのような土砂降りの雨があがった

昨夜7時頃の札幌の空。

くっきりと空が二分割されている。

冷たい空気と温かい空気がぶつかる前線の端っこか!?

季節の劇的なバトンタッチの瞬間のようだ。

静かに夏はエンディングに向かっていく。