午睡のススメ

39.2℃。

即、お医者さま行きの高熱です。

いやいや、これ、気温でしたね・・・。

昨日の山梨県甲州市勝沼、最高気温39.2℃。

この夏最高の気温を記録しました。

勝沼といえばブドウの産地ですが、

畑でレーズンになってしまいそうな殺人的な気温です。

各地で猛暑、酷暑、炎暑記録更新中。

熱中症患者は増える一方、

この国の暑さはもはや災害の域に達しようとしています。

暑さのしのぎ方は暑い土地に学びましょう。

連日最高気温33度超の真夏の沖縄。

その日は読谷村やちむんの里を訪れていました。

焼き物の工房が集まる「やちむん好き」垂涎の聖地であります。

中でもお気に入りは4人の作家さんが共同で運営する「北窯」。

沖縄最大の登り窯が南国の緑を背景に天に伸びるさまは圧巻。

かたわらには赤瓦の作業小屋が何棟も並び、

強烈な太陽が窯入れ前のやちむんを真っ白に照らしています。

不思議な見慣れない紫色の大きな花弁は、バナナの花。

熱帯の窯元らしい風景に見とれていると・・・

あれ・・・?

小屋の軒下で何人もの男たちが、行き倒れている。

タオルを頭や首元に巻いたまま、ランニング姿で四肢を放り出し、

意識を失ったかのように・・・

昼寝していました!

ちょうど昼ごはんを食べた後の休憩時間、

一秒でも惜しむかのように、体を休め、暑さに備えての昼寝は

南国ではデザート以上に必須なのですね。

縁側にはバナナの大きな葉が涼やかな木陰を作り、

火の芸術に汗する男たちにひとときの休息を与えていました。

風の通る場所で午睡、

暑さを乗り切る南国の習慣です。

真夏日の少ない北国育ちの夏好き、

気温が30℃を超えると有頂天になる私ですが、

本場の暑さをなめてはいけないと、

今回の沖縄旅ではうちなんちゅうタイムを参考にペース配分に配慮しました。

いつも通りの早起きで、外を歩くのは朝早い時間からスタート、

日傘、帽子、日焼け止めはマスト、水とスポーツ飲料は常に持ち歩き、

紫外線の強い昼どきは涼しい木陰のある沖縄ごはんやさんでのんびり。

暑さがピークの午後はレンタカーでドライブ、

午後3~4時にはいったんホテルに戻って、シャワーを浴びて・・・午睡。

この昼寝の気持ちよさといったら。

心地よく疲れ、暑さに火照った体をさっぱりと洗い流し、

清潔な真っ白いシーツに横たえる。秒殺で天国気分(笑)

とろっと眠るわずか30分ほどの昼寝で驚くほど体力気力が回復、充実します。

夏は午睡。

クールビズ対策が進む昨今ですが、

ぜひ企業も昼の休憩時間とともに、

午睡時間を就業時間内に組み込んでみてはどうでしょうか。

ほんの少しの昼寝が驚くほどの能率アップにつながると思います。

暑さに逆らわない。

暑さをやり過ごす知恵。

怠けているように見えるリズムが、

実はパフォーマンスを結果的に上げてくれる。

南国の夕方。

斜めの強烈な日差しで赤土が真っ白に光る大学のグラウンドでは

ラガーマンたちが練習の真っ最中。

汗でどろどろになった彼らをマネージャーさんたちが笑顔で迎える。

お疲れさま。

両手に持った二つの元気の素が差し出される。

「マース」(塩)と「黒糖」だ。

失われたミネラル分と糖分をチャージする沖縄の天然の元気の素。

午睡とマースと黒糖と。

この3点セットで、酷暑、やり過ごしましょう。

暑いですね~。

まあ、黒糖でもおあがりなさいな。

(写真は)

読谷村やちむんの里。

男たちの午睡を見守るバナナの木。

庭にバナナ・・・

何だか憧れる。