一本の花と鉛筆
7月21日日曜日。
参議院選挙投票日の朝、札幌は爽やかな夏の青空が広がってきました。
さて日本の行く末は、私たちの地域は、暮らしは、
この投票結果によって、どんな空模様になっていくのでしょうか。
一本の鉛筆。
今朝の北海道新聞「卓上四季」が投票日に選んだキーワード。
イスラム勢力に銃撃されながら、
国連で勇気ある演説を行った16歳の少女マララ・ユスフザイさんの言葉、
「一冊の本と一本の鉛筆が世界を変えるのです」を紹介、
その不屈のメッセージに、映画監督松山善三さんの詩「一本の鉛筆」、
「一本の鉛筆があれば、私はあなたへの愛を書く
一本の鉛筆があれば、戦争はいやだと私は書く」が重なるとありました。
ネット選挙が解禁、ツイッターやHPが選挙の七つ道具にプラスされようとも
投票所にはアナログそのままの鉛筆が用意されています。
仕事はもっぱらキーボードに頼り、
手を使って文字を書く機会もめっきり減り、
ましてや鉛筆を手にすることなど、投票以外、あまりなくなりました。
「鉛筆、久しぶり・・・」
そんな感慨に浸りながら、HBの鉛筆を握りながら、
う~ん・・・
う~ん・・・
どうしよう・・・
投票用紙に託すべき名前を書くまでに、時間を要するようになってきたのは
いつ頃からだっただろうか。
今回も、きっと、私は、悩む。
一本の鉛筆を握って、悩む。
景気、憲法、原発、TPP、消費税に社会保障・・・
どれひとつ、えいやっ!と勢いで決められない争点ばかりです。
自分の暮らしのみならず、
50年後、100年後の暮らしを、国のありようを左右する問題。
孫・子、将来の世代に責任ある一票、
やっぱり、一本の鉛筆を握りしめて悩むだろう。
一本の鉛筆なんて、何も変えられないよ。
ぽきんと簡単に折れちゃうじゃん。
無理、無駄、何にも変わらないし。
そう、しらけて、選挙ばっくれて、遊びに行っちゃう前に、見直してみよう。
よ~く削った一本の鉛筆の固い芯の力は侮れない。
小学生の頃、筆箱に並んだ削りたての鉛筆の先っぽに、ちょっと感動したこと、
思い出してみよう。
一本の鉛筆には力がある。
TPPの影響をもろに受けて壊滅的損失が懸念される北海道農業ですが、
自慢したい数ある農産物のひとつに北海道産のお花があります。
夏涼しい冷涼な気候を生かして栽培される道産フラワーたち。
ガーベラ専門農家の干場ファームの干場さんとは
番組プレゼントに元気なガーベラを提供してもらったりと
長いお付き合いがありますが、
干場さんとこのガーベラの元気なことといったら、感動します。
茎がしっかりして、何日たっても首が折れずに、しっかり自立(笑)しています。
ガーベラだけでなく、バラやカーネーションもみんな、
北海道で育ったお花は、夏場でもしっかり、水上げが良く、しおれにくい、
その元気さが市場で高い評価を得ています。
一本の花も北海道活性化の一端を担う可能性があるのです。
その一方で円安~燃料高騰の影響をもろにかぶるのも、お花たちという現実。
さあ、息子が通った小学校のあの体育館に向かおう。
許されるならば小さな鉛筆削りでも持って行って、
よ~く削ってから、一票を投じたい気持ちです。
一本の鉛筆、
一本の花、
その力を信じたい、
7月21日日曜日の朝であります。
(写真は)
こぼれおちるような美しさ。
沖縄の太陽に映える黄金色に近い黄色い花。
ハイビスカスによく似ていますが、
夾竹桃の仲間「オオバナアリアケカズラ」という名前。
首里金城石畳道、
赤瓦と昔からの石塀を彩る南国育ちの元気な花。
強烈な日差しや冷涼な気候に負けない、
北と南、それぞれの花に勇気をもらう。

