家族になる
事実は昼ドラよりも・・・凄かったです。
昨日6月25日(火)のUHB「さあ!トークだよ」の冒頭、
番組テーマは「夫の子供じゃないんです」、
電話テーマは「私たちワケあり家族です」、
そしてゲストコメンテーターは野宮範子さん♪
MCの榊菜美アナが爽やかに紹介してくれる。
ありがとう、菜美ちゃん(笑)。
番組に実際に寄せられたメールを元に再現したVTR、
コメンテーターの高橋純二さんが
何度も何度も「・・・これ、本当?」とつぶやかれる。
報道現場で数々の修羅場をくぐってこられた道新編集委員も絶句の
凄い、本当の、北海道でのお話。たとえばA子さんのケース。
「4人の子供のうち、上の子は、多分、不倫相手の子、
現在おなかにいる子は、多分、夫の部下の子・・・
幸い(!)血液型は夫と同じなので今は大丈夫、
もしバレたら、そのとき、考えます」・・・
絶句、しますよね。
事実は、昼ドラより、凄かった。
もし、バレたら、そのとき考えますって、
そのときって、いつ?
今でしょ!?
と突っ込みたくなくなるほど、
一昔前と違って、遺伝情報に関する最新技術の進化はものすごい。
番組の中で純二さんがお話されていましたが、
「出生前親子鑑定」ビジネスが既に国内で始まっているそうです。
母親と父親と考えられる男性の血液を調べれば
父親かどうか、10日間で99%以上の確率でわかるとか。
倫理面での問題は抱えていますが、
おととし始めた東京の業者によると年間130件ほどを鑑定、
6割が女性からの依頼だといいます。
ビジネスとして成立しているということは、
そこに需要があるということ、ですよね。
人それぞれ、人生には色々なワケがあるだろうけど、
たとえばA子さん、
子供の立場を、本当に想像したことがあるだろうか。
自分がこの子だったら、と、わが身に置き換えてみたことがあるだろうか。
子供には自分の出自を知る権利があります。
まったく比較すべきケースではないかもしれないけれど、
今、卵子や精子提供を受けて生まれた子供たちが、
自分の出自を知った時の衝撃が問題になっています。
父母に愛されて育ってきても、
ある日、自分の半分は違う遺伝子からもたらされたと知ったときのショック。
「自分の人生が土台からガラガラ崩れていった」
「自分は誰か、何ものか、わからなくなった」
「自分が宙に浮いたように感じた」
さまざまアンケートにはそんな声がありました。
私は、僕は、どこから、どうやって、この世に生を受けたの?
そして、どうやって、育てられてきたの?
子供がもし、そう、問うてきたとき、
親として逃げずにまっすぐ向き合える覚悟があるか。
すべての親に、神様から課せられた、規定課題ではないでしょうか。
以前、このブログでも触れた、映画「そして父になる」
これからの公開が待たれますが、
我が息子が取り違えられた他人の子供だと分かった父親が
家族をつなぐのは「血」か「共有した時間」か非情な選択を迫られて、
そして・・・父になっていく物語。
わたしたち女性も
産んだから母なんじゃない。
さまざまな経験、葛藤、喜び、悲しみ、人間としてのあらゆる感情を乗り越えて
母に、なるんですね。きっと。
覚悟と努力と、子供の立場を想像する力。
子供がいくら大きくなっても、
私も、まだ、道なかばであります。
番組に寄せられた生電話では
「連れ子がいる同士の再婚で、一気に6人のママに、今、幸せです」など
家族の数だけ、家族の形があると実感しました。
「そして父になる」。
主演の福山雅治さんは「家族になろうよ」という曲を書いています。
「いつかお父さんみたいに大きな背中で
いつかお母さんみたいに静かな優しさで
どんなことも越えてゆける
家族になろうよ」
まったく違う遺伝子を持った二人の人間が、家族になっていく時間。
その間に生まれた新しい命、
または神様のご縁で、二人の間にやってきてくれた命。
また、時間を積み重ねて、家族になる。
私たちは
ずうっと、その道の、途中にいます。
(写真は)
桜並木の幹から生まれた「幹桜」の葉っぱが
赤く春紅葉してました。
細っこい枝でも一人前の桜です。
春にはピンクに色づくし、
初夏には春紅葉だってする。
小さな子供も、生きる権利を持った、人間です。

