大福になりたい

朝、3時55分。

日の出とともに一年で一番長い昼間の時間が始まりました。

きょう6月21日は夏至。

札幌の日の出は3時55分、日の入りは19時18分、

ということは昼間の時間は15時間23分もあります。

あいにくの曇り空ではありますが、初夏の雲越しの明かるさ、満喫しましょう。

北国の人間は昼間の時間が長いというだけで、何だかご機嫌になります。

私は大福になりたい。

かつて「私は貝になりたい」という名作ドラマがありましたが、

もっと不純な動機で、私は大福になりたい。ぽってりと柔らかな大福餅に。

見ました?ローソン「あんこやシリーズ」のCM。

街角であの西島秀俊さまが、大福餅にかぶりつく。

咀嚼するたびに動く喉さえ美しい。

そしてつぶやく。

「大福って、けっこう、うまいもんだったんですね・・・」

そう、そうなの、若いぴちぴちスイーツに押されているけど、

実は、わたし、美味しいの、

あなたの凛々しい口元を真っ白にしてしまうけど、

このもち肌、柔らかな食感、控えめな甘さ、美味しいでしょ・・・。

彼に食べられた大福餅の心の声が聞こえてくるようだ。

ああ・・・私は大福餅になりたい(笑)

コンビニの大福餅のCMに西島秀俊を起用する戦略が憎いですねえ。

西田敏行あたりのほっこり和風癒し系タレントに走りがちなところを

あえて、西島秀俊。

街角で大福なんて食べそうもない彼が、無心にかぶりつき、

「あれ・・・けっこううまいもんだったんだ」と口のまわりを白くしながら

三口でぺろりと平らげる意外な風景。

それでいて、甘いもの食べても、どこか苦しげないつもの表情。

ああ、私は大福になりたい。

ある一定以上の人生を生きてきた女性なら、キュンとくる。

若くも華やかでもないけれど、ただ、一生懸命生きてきたわたしの魅力を

あなたは気づいてくれたのね・・・的なキュン。

CMの一コマにここまで深読みする自分もどうかと思いますが(笑)、

和系スイーツの魅力再発見を促そうという

「あんこや」シリーズのコンセプトはよく伝わってきましたよ。ローソンさん。

「大福餅」って江戸時代のベストネーミング大賞ですね。

大きな幸せなお餅ですよ。

愛読バイブル「事典 和菓子の世界」によると

その原型は餡入り餅菓子の「鶉焼き」、別名「腹太餅」と呼ばれていたそうです。

食べると満腹になるから。

その後、江戸時代は寛政年間に「大福餅」の名前で売り出されたとか。

大好きな誰かさんと、

「あ、口が白くなってる♪」なんて、いちゃつきながら食べると

きっと、でっかな幸せ気分になるでしょう、大福餅。

お求めはお近くの△ーソンで(笑)

(写真は)

打ち合わせのカフェでオーダーしたカプチーノ。

キュートなお絵かきラテアートにキュン♪

うさぎさんがウィンクしてる。

可愛いけど、ちょっとぬるかった・・・

「ごめんなさい、ちょっとぬるいので、温めてもらえます?」とお願いしてみる。

お店のおねえさん、笑顔で「はい、いいですよ♪」

一拍おいて「でも・・・、絵が崩れちゃうけど、いいですか?」。

私も一拍おいて答える。

「かわいそうだけど、いいですよ」。

可愛い絵を描いているうちに、どうしても若干冷めてしまう運命。

熱々のお絵かきラテ。

実在するようでなかなか実在しない飲み物です(笑)