受験の神様
「ああ、決戦はもう始まっているんだ・・・」
今週火曜日の朝刊に「センター試験 1月18,19日」の小さな見出し、
ライラックの香りかぐわしい初夏の爽やかな風も受験生にとっては、
あと半年のゴングなんだなぁとしみじみ眺めていた2日後。
10倍以上の大きな活字、「センター試験廃止検討」の大見出しが
昨日の北海道新聞夕刊一面トップに躍りました。
受験生には衝撃のニュースです。
おそらくは日経朝刊の特ダネかと思われますが、
各紙夕刊、夕方から夜のニュースが一斉に「こりゃ、大変だ」と伝えていました。
1979年の共通1次試験から続いていた「一発勝負」はもう限界と
文部科学省がセンター試験を廃止、5年後をめどに
新制度を導入する検討に入ったというもの。
高校在学中に学習到達度を測る試験を複数回実施、
受験生は一番成績の良かった結果を志望大学に提出し、
各大学は2次試験、論文、面接などと総合した結果で
合否を判定するという仕組みが議論されているようです。
1年に1回、50万人超の受験生が一斉にマークシートに鉛筆を走らせる
「一発勝負」のセンター試験方式にピリオドが打たれる日が、5年後に来る?
「複数回の試験は受験生にとってはチャンスが増える」と歓迎する声の一方、
「複数回の問題作成にかかる時間・予算が膨大になる」、
「高校在学中に何度も受験なんて、部活もできなくなる」という戸惑いの声など
30年以上続いてきた「一発方式」からの転換?との衝撃ニュースに、
受験生もまわりも反応が追いつかないのが正直なところかもしれません。
中国古来の「科挙」以降、司法試験、医師国家試験などなど、
我々には「アジア系人生一発勝負遺伝子」が
後天的にそうとう刷り込まれていますからね。
「一発勝負」がなくなると「浪人」という概念も変わってくるんだろうか。
学校の受験指導も塾も予備校も価値観の変革が迫られるんだろうか。
むむむ・・・混乱する。
50万人の受験生にとって、はたしてチャンスか否か。
「北海道の受験生の母」的視点からすると、
正直、毎年1月中旬、寒さの最も厳しい冬場の「一発勝負」は
冷や冷やだったことは否めない。
冬の爆弾低気圧なんかに襲われた日には、
交通機関はストップ、受験会場にたどりつけなくなる。
札幌市内でも冬の運休率の高い沿線にある受験会場に当たってしまった
知り合いの受験生母は、「万が一」を考えて、市内に自宅があるにも関わらず
母子で会場近くのホテルに泊まりました。
地域的気象的な条件を考えると、複数回は嬉しいような気もする。
しかし、天候の心配はもちろん、
試験前からの体調管理、前日の食事、当日のお弁当、
サンドイッチか、おにぎりか、頭が働く「質と量」を考えつつ、
脳に良さげな小さなチョコとお守りをしのばせたり・・・
気を使っているけど、気を使っているそぶり見せない、高度な気遣い(笑)
「ああ、自分が受験した方がよっぽど楽・・・」と
心の中でつぶやいた母は私だけはないはず。
このぎりぎりの緊張感も「一発勝負」だからなんとかやりきれる。
が、これが「複数回」・・・
まあ、何回もあれば、慣れるか・・・?
いやいや、受験生にとっても受験生の家族にとっても、
あくまで「一発勝負」が「複数回」増えるだけか・・・?
受験の神様も大変だ。
複数回になれば大忙しだ。
合格絵馬に合格祈願お札、増産発注か?
50万人が「夢」を「目標」に変える日。
ひとりひとりの力が存分に発揮できる「勝負方式」を
どうか、たくさんの人の声を聞いて、作り上げてほしいと思います。
まずは決戦の夏、
来年1月18・19日に向けて、
がんばれ〜!受験生!
(写真は)
目の前でぷるぷるにきなこをまぶす実演を見て
デパ地下で思わず衝動買いした「わらび餅」
ぷるるんの誘惑・・・
受験生のお腹にももたれないよ♪

