第2楽章のゆくえ

「第二楽章」にはまってます。

火曜夜OAのNHKドラマ10「第二楽章」です。

昨夜の放送、録画したけどまだ観ていない方もいらっしゃるでしょうから

ネタバレはしませんので、ご安心(笑)

二人の40代女性が主人公。

彼女たちはかつて親友でオーケストラのバイオリニストとして一緒に夢を追っていましたが、

一人は母と妻の道を選択し、戦線離脱、もう一人は国際的な花形バイオリストに。

17年間音信不通だった彼女たちが再会。

お互いに心の奥底に押し込めていた思いに気づくのです。

「彼女の夫となった人をどんなに好きだったか」

「彼女の成功と栄光をどれほど羨ましく思っていたか」

花形バイオリスト茉莉が羽田美智子、主婦となった親友奈津美が板谷由夏、その夫一登が谷原章介。

このキャスティングだけで、来るでしょう?なんだかぐっと、切ない予感。

ドラマ観ていなくても、胸きゅんと苦しくなるでしょ(笑)

40代女性限定のファンの集いも開催されるらしく、はまってるのは私だけじゃないですね~。

女という生き物は「あきらめて、比べて、ためて」苦しむのです。

特に親友とかいう、一番心の距離の近い同性と、自分をどうしても引き比べてしまう。

奈津美は最愛の夫と娘に囲まれ穏やかな幸せな暮らしをしているのに、

茉莉はプロとして頂点を極めて輝かしいキャリアライフを送っているのに、

「はた」から見れば、二人とも十分幸せそうに見えるのに、

彼女が持っているものと、自分があきらめたものを「くらべて」、納得できない思いを「ためて」しまう。

「ないものねだり」と言ってしまえばそれまでだけど、

もっと複雑でわりきれない、女の「ないものねだり」は

夜10時のドラマを持たせるだけの濃密さがあります。

ドラマ観ていると、、残酷なほどリアルだなと思う場面がいくつかあります。

たとえば二人の服装。

奈津美はコットンのボーダーにマッキントッシュのハーフコート、

フラットシューズに手にはトートバッグ。

茉莉はシルクジャージーのワンピースに必ずハイヒール、

肩にはどんな時も離さない名器に違いないバイオリンが納められたケース。

お互いが「あきらめた」装い、靴、手にする小物。

いちいちが目に入るのは女なわけですよ。

見てないふりして。

いちいちが、心につんと突き刺さる。

でも、大人だから、表情には出さない。お互い大人、なんだから。

夫、谷原章介が、また、いつものごとく罪つくりな男で。

3人はかつて同じ音楽の道を目指していて、

一人は自分の妻に、一人は自分もあきらめた音楽家になっていて、

彼は、妻に内緒で、こっそりと茉莉のCDを買い、書斎にそれを隠し、

昼休み、高層ビルのカフェテリアで一人目を閉じて、イヤホンでじっと聴き入るのです。

私が奈津美だったら、この場面は、夫と茉莉のキスシーンよりもショックかもしれません。

女としての茉莉に惹かれるよりも、

自分があきらめた音楽家としての茉莉に心奪われた方が、立ち直れない。

浮気よりも、たちが悪い。

谷原章介は、こういう夫演じたら、天下一品。

純粋に公平にそれぞれの女性の魅力を評価する男。

困ったものだ(笑)

第二楽章。ドラマのゆくえはNHKさんにお任せしますが、

そうよね~、私たちの人生第二楽章よね~。

人生最終章まで笑顔でいるために。

余計なストレスを「ためない」

人と「比べない」

でも自分の幸せを「あきらめない」

3ない、けっこう効くような気がします。

(写真は)

ストレス緩和にちょっと効くCD 「Healing Of Sansin」

三線の音色に癒されます。わしたショップイチオシの1枚。

書斎に隠さず、堂々と聴いて下さい(笑)