天空のお茶会
福寿園のお抹茶ととらやの羊羹でお茶する80歳。
新緑の庭へ続く長閑な縁側とか、
日当たりの良い和室のちゃぶ台ならば
どこの町内会でも見られる風景、ニュースになることはない。
しかし、そこが、8848mの世界最高峰だったら、
国際的トップニュース、世界中の報道機関が一斉に報じる。
プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが
23日午後0時15分、世界最高峰エベレストに史上最高齢80歳で登頂成功。
それも70歳、75歳に続いて、自身三度目の登頂ですから、
もう、世界中がぶっ飛びました。
けが、病を克服、家族や大勢のサポートをエネルギーに夢へ挑戦する80歳。
しかも、三浦さんは、困難を楽しむ天才です。
今回の登頂でも、途中のキャンプで
「手巻きずし」や「福寿園のお抹茶ととらやの羊羹」でお茶を楽しむ
三浦さんの映像が配信されました。
キャンプと言っても、湖畔のそれじゃない。
酸素が地上の3分の1になる標高8000mにある過酷なキャンプです。
そこで摂る食事や休憩は、ただの憩いではない。
命をつなぐ、まさに生命線。
だからこそ、美味しいもの、食べたいもの、幸せな気分になるものを摂る。
8000m超の世界最高峰を頂くお抹茶と羊羹。
天空のお茶会だ。
どんな味わいだったのだろう。
無事に下山されることを祈りつつ、
もしもお話を伺う機会があるとしたら、
天空のお茶会の、お抹茶と羊羹の感想を聞いてみたいものです。
実は70歳で初登頂に成功したのちの三浦さんに
直接お会いしたことがあります。
テレビのロングインタビューとトークショーで
二度ほど、じっくりお話を伺いました。
少年の笑顔と大人の忍耐強さが同居した鉄人でありますが、
なんでも楽しむポジティブさがずば抜けていました。
テレビ局にも、トークショーのステージにも
両足首に20キロずつの重りを巻いたまま、登場してくるのです。
無事エベレストから下山した後だというのに、登頂トレーニングのままの姿で、
重りの重量でゆっさゆっさと体を左右に揺らしながら、にこにこしながら
ライト眩しいカメラの前に、舞台の上に、普通にあらわれる。
しかも、札幌市内の自宅から局まで
背負ったリュックにも重りを入れて、電車と徒歩でやってきたという。
「エベレストから帰ってきても、まだ、重りつけてるんですか?」と聞いた私に
「はい、はずすとね、バランスが取れないんですよ、
こうして、ちょっと重いほうが、塩梅いいんですよ」とにこにこ。
この時点ですでに、75歳、80歳の挑戦を、山の神様に約束されていたのだろう。
60歳を超えてスキーヤー引退後、
体脂肪率が40%超えとなったメタボの肉体にショックを受け、
地元の藻岩山に登ってみるも、途中で挫折、
「あら~三浦さん、がんばって~」とおばちゃんたちに抜かされた屈辱から
なんとエベレスト!この飛躍が凄い。
標高516mの屈辱が8848mの三度の制覇を生んだのだ。
夢を楽しもう。
夢には、年齢制限は、ない。
三浦さんの笑顔が教えてくれた。
(写真は)
昨日23日(木)出演 UHB「さあ!トークだよ」のOA後のスタジオ。
懐かしい~ほぼ20年ぶりの並びショットが実現♪
右から 加藤寛アナ・榊菜美アナ・石崎岳さん・私・高橋純二道新編集委員。
元衆議院議員、現在、北海学園大学特任教授の石崎岳さんが
HBC報道キャスター時代、
隣で一緒にニュースを伝えていたのは、私でした。
私よりちょっとだけ年上なのに、社歴も先輩なのに、
当時も今も私のことを「ママ」と呼ぶ。
番組テーマは「アベノミクス」。
あの頃と変わらないクールで知的な石崎トークに、
ママは聴き惚れましたよ♪

